2021年1月26日にリクルートより業界No.1還元率の法人カードが登場しました。
新しく登場した「Airカード」の還元率はなんと1.5%です!
還元率1.5%は、ポイント還元なしのカードもある法人カード業界で驚きの高さです。
本記事では、「Airカードの基本情報」や「メリット・デメリット」などを解説していきます。
【注意】:Airカードには特典がほぼついていません。旅行保険などの特典が必要な方は下記カードもあわせてご検討ください。
▼還元率と特典のバランスがとれたオススメカード
→マイル還元率1.25%と高還元&年会費に対してのスペック・特典が最高です。従業員カードは4枚まで発行OK!
→ANAマイル還元率1.0%&アメックスの高ステータスが魅力。入会特典で最大30,000ポイント&初年度の年会費(31,000円)が無料のキャンペーン中!
Airカードの基本情報
カード名称 | Airカード |
---|---|
年会費 | 本会員 5,500円(税込) 使用者 3,300円(税込) |
申込対象 | 法人または個人事業主 |
ポイント還元率 | 1.5% ※税金・公共料金等の支払いは0.5% |
国際ブランド | JCB |
限度額 | 10万~100万円 |
追加カード | ETC / QUICPay |
保険 | 海外ショッピング保険(最高100万円)のみ |
空港ラウンジ | なし |
Airカードは株式会社リクルートとJCBの提携カードです。
リクルートと言えば、個人用カードの「リクルートカード」でもお馴染みですね。
Airカードもリクルートカード同様に「リクルートポイント」が貯まります。
※ポイントシステムの詳細については次の章で説明します。
ポイント還元率は業界No.1の1.5%
冒頭でも紹介した通り、Airカードのポイント還元率は業界No.1の1.5%です。
法人カードは個人カードと異なり、ポイント還元がないカードも多く還元率0.5%程度が一般的な水準です。
Airカードは一般的な法人カードの3倍もの還元率があるため、経費額の多い企業では貯まるポイントに大きな差が出ます。
▼月々10万円の経費を支払った場合のポイント数
Airカード(還元率1.5%) | 他社カード(還元率0.5%) | |
---|---|---|
1ヶ月 | 1,500ポイント | 500ポイント |
1年 | 18,000ポイント | 6,000ポイント |
3年 | 54,000ポイント | 18,000ポイント |
獲得できるポイントの差(3倍)は、年単位で見るとかなり大きな違いになってきますね。
リクルートサービスの利用でさらにポイントが貯まる
リクルートグループの内でAirカードを使うと、利用先に応じてさらにポイントがもらえます。
出張の手配は「じゃらん」、会食の予約は「ホットペッパー グルメ」など上手く活用しましょう。
- じゃらん:宿・ホテルの予約で2%ポイント還元
- ホットペッパー グルメ:ネット予約で人数×50ポイント
- ポンパレモール:買い物で3%以上のポイント還元
貯まったポイントの使い方
貯まったポイント(=リクルートポイント)は、リクルートの各サービスで基本的に1ポイント1円で利用できます。
リクルートは提供しているサービスの幅が広いため、ポイントの利用で困ることはないでしょう。
ポイントの汎用性を高めたいときは、リクルートポイントをPontaポイントに交換するのもオススメです。
Pontaポイントなら、より多くの提携店(ローソンやオリックスレンタカーなど)でポイントが使えます。
ポイント還元率を業界No.1にした狙いとは?
リクルートとJCBはポイント還元率を業界No.1にした理由について、プレスリリースで以下のように説明しています。
法人カードとして業界No.1のポイント還元率1.5%を実現することで、これまで法人カードを導入する機会がなかった法人・個人事業主のみなさまの新規導入のきっかけになると考え、新たな「Air ビジネスツールズ」の一つとして本カードの提供を開始いたします。
引用:PRTIMES-JCBとリクルートが提携し、経費管理がラクになりポイントもたまるおトクなビジネスカード「Airカード」を本日より提供開始
業界No.1還元率という目立つ特徴で、今まで法人カードに興味をもってなかった層へのアプローチが狙いのようですね。
筆者個人としては、非常にいい戦略だと思っています。
法人カード導入のメリット
- 経理処理が楽になる
- キャッシュフローが改善する
- 会社とプライベートの線引きができる
- ポイント還元が受けられる
- 特典が受けられる
【結論】法人カードはどんな規模の会社、個人事業主であっても導入すべきです!
経費はすべて法人カードで支払うため、経費とプライベートな支払いを明確に分けられます。
経費処理の観点でも、領収書の整理や立替精算が減り経費処理の時間を大きく減らすことができます。
また、カードの特典(ポイント還元や保険など)を受けられるのも大きなメリットです。

【コラム】キッシュレス決済の必要性が高まっている
2020年10月1日に「電子帳簿保存法」が改正されました。
この法改正により、今まで以上にキャッシュレス決済による経費精算が楽になります!
経費のキャッシュレス化を加速させることは、結果として経理業務の効率化にもつながります。
この法改正をきっかけに、ぜひキャッシュレスの導入を検討してみてください。
Airカードのメリット:Airビジネスツールの1つとして使える
Airカード最大メリットはもちろん1.5%の高還元率ですが、ほかにもメリットがあります。
Airカードはリクルートが提供する「Air ビジネスツールズ」の1つとして提供されています。
Air ビジネスツールズについては、すでに「Airレジ」や「Airペイ」のサービスでご存知の方も多いかもしれません。
▼Airレジの画像
同じ会社が作る同じシリーズの法人カードということで、親しみやすいでしょう。
※Airカードリリース時点では、ほかのAir ビジネスツールズとの連携等は発表されていません。
>>Air ビジネスツールズについては、こちらの記事(リクルート公式サイト)が参考になります。
Airカードのデメリット:特典がほぼない
還元率の高さが特徴のAirカードですが、法人カードによくある特典がほぼついていません。
唯一ついている特典は、ショッピング保険(海外)のみです。
海外旅行保険や空港ラウンジ、コンシェルジュといった特典は一切ありません。
特典がない=年会費のもとはポイントでとるしかない
法人カードの年会費は全額経費として処理できます。
とは言え、できれば年会費の元が取れるくらいお得にカードを使いたいですよね。
通常、法人カードにはさまざまな特典がついているため、特典+ポイント還元で元を取っていきます。
Airカードには特典がほぼついていないため、年会費の元はすべてポイント還元で回収していく必要があります。
年会費5,000円分のポイントを得るには、約34万円の決済が必要です。
経費の支払いが少ない方などはこの点も考慮してカードを選んでみてください。
還元率と特典とのバランスのとれたカードを紹介
法人カードを決済機能だけでなく、ビジネス全般で使用したい方にAirカードは不向きです。
特典が充実した法人カードへの申し込みをおすすめします。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
カード名称 | セゾン・プラチナ・ビジネス・アメックス |
---|---|
年会費 | 22,000円(税込) ※割引あり |
申込対象 | 個人事業主または経営者の方 |
限度額 | 100万円~1,000万円 |
追加カード | 4枚まで発行可能 |
ETCカード | 無料で発行可能 |
ポイント還元率 | JALマイル最大1.375% |
空港ラウンジ | 世界中1,000以上利用可能 |
保険 | 最高1億円 |
当サイトの解説 | こちらをクリック |
セゾンプラチナビジネス・アメックスは年会費22,000円(税込)で、高還元率(1.125%)で空港ラウンジ特典やコンシェルジュがつくコスパ最強カードです。
年間200万円以上の利用で次年度年会費が半額となるため、条件を満たせば維持費が10,000円で済みます!
追加カードも4枚まで無料で発行できるので、社員さんなどにカードを持たせられるのも嬉しいポイントです(ETCカードも発行できます)。
価格コムの年間アワードにて「法人カード部門」と「プラチナカード部門」で1位を2年連続で獲得している実力あるカードです!

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
カード名称 | アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード |
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年会費 | 34,100円(税込) |
申込対象 | 個人事業主 法人代表者 |
限度額 | 制限なし |
追加カード | 13,200円(税込) |
ETCカード | 550円(税込) |
ポイント還元率 | 基本:0.3%~1.0% |
空港ラウンジ | 国内28空港 海外2空港 |
付帯保険 | 最高1億円 |
当サイトの解説 | こちらをクリック |
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードはステータス性が高いカードとして広く認識されています。
実際、特典も充実しており、保険や空港ラウンジなどよく利用するサービスは一通りそろっています。
また、ステータス性は高いものの、実は申し込みのハードルは低く、設立初年度かつ赤字決算でも大丈夫です(個人事業主でもOK)。
初年度年会費は無料なので1年間お試しで使ってみてもいいでしょう!

Airカードの口コミ
twitterでは、早速Airカードが話題になっています。
▼バンドルカードでおなじみのカンムの代表者も取り上げています
"ジェーシービー (JCB)は、リクルートホールディングスの中間持ち株会社であるリクルートと、 法人カードとして1.5%のポイント還元率を備えたビジネスカード「Airカード」の提供を2021年1月26日より開始した。法人・個人事業主が対象となる。"https://t.co/tKtTm6kR8W
— 8maki (@8maki) January 26, 2021
▼その他の口コミ
1.5%、、、
今はジャックスプレミアムを使っているけど、年間費とデザインで悩む。 / リクルート、還元率1.5%の法人カード「Airカード」提供開始 (ITmedia ビジネスオンライン) #NewsPicks https://t.co/Ne8nGuCcAB— Syunta@29歳@オンライン朝活を毎日継続中 (@shuntmuscle) January 26, 2021
Airカード、JCB かぁ
— ふじしゃん (@fujiwaraizuho) January 26, 2021
お得なキャンペーン情報
Airカードでは、2021年1月26日(火)~2021年2月28日(日)までお得な新規入会キャンペーンを実施しています。
- 10,000円分キャッシュバック:新規入会でもれなくキャッシュバック
- 年会費初年度キャッシュバック:本会員と使用者1名の年会費をキャッシュバック
※「実質年会費初年度無料」は、キャンペーン期間以降も継続して実施する予定とのことです。
>>キャンペーンの詳細についてはこちら(公式サイト)をご覧ください。
まとめ:還元率1.5%はすごいものの特典を重視するなら別カードもアリ
Airカードは業界No.1の還元率(1.5%)をもつ法人カードです。
法人カードは「決済機能さえあればいい」と考える人にはおすすめです。
ただし、特典がほぼないため、会食や出張といったビジネスシーンで法人カードを活用したい方は別のカードも検討してみてください。
▼還元率と特典のバランスがとれたオススメカード
→マイル還元率1.25%と高還元&年会費に対してのスペック・特典が最高です。従業員カードは4枚まで発行OK!
→ANAマイル還元率1.0%&アメックスの高ステータスが魅力。入会特典で最大30,000ポイント&初年度の年会費(31,000円)が無料のキャンペーン中!
年会費・還元率 | ||
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年会費 | 初年度 | 22,000円(税別) |
2年目以降 | 22,000円(税別) | |
ポイント・還元率 | 基本 | 1.125% |
上限 | 1.375% | |
追加カード・ETCカード | ||
追加カード | ◯ | |
ETCカード | ◯ | |
付帯保険 | ||
海外旅行保険 | ◯ | |
国内旅行保険 | ◯ | |
ショッピング保険 | ◯ | |
国際ブランド | AMEX |
入会特典 | |
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条件達成に応じて最大9,000円相当(1,800ポイント)をプレゼント! |
その他のキャンペーン情報 | |
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最もコスパがよく法人初年度から持ちたいプラチナカードです。コンシェルジュ付き、JALマイルが最高ランクの高還元率・空港ラウンジ使い放題のプライオリティパス等の特典も全部込みで年会費2.2万円/税込です(利用額により最大半額に割引)。
年会費・還元率 | ||
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年会費 | 初年度 | 0円(税別) |
2年目以降 | 34,100円(税別) | |
ポイント・還元率 | 基本 | 0.3% |
上限 | 1.0% | |
追加カード・ETCカード | ||
追加カード | ◯ | |
ETCカード | ◯ | |
付帯保険 | ||
海外旅行保険 | ◯ | |
国内旅行保険 | ◯ | |
ショッピング保険 | ◯ | |
国際ブランド | AMEX |
入会特典 | |
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カードご入会後1年以内に200万円以上のカードご利用で、メンバーシップ・リワード®のポイント30,000ポイント獲得可能 |
その他のキャンペーン情報 | |
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アメックスの上位カード。法人初年度でもステータスをその手に。
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