コーポレートカードの退職時など、法人カードの解約対応についての注意点

法人カードその他の話題・裏話

法人(ビジネス)カードの解約や名義変更を行うタイミング

法人カード(ビジネスカード)は、状況によって解約や名義変更をしなければなりません。

  • 社員が退職するとき:解約手続き
  • 本会員の代表者が変更となったとき:名義変更手続き
  • カードが不要になったときや他のカードへ乗り換えたいとき:解約手続き

主に上記のタイミングで解約手続きや名義変更手続きが必要となるので、各ケースごとに手続きの方法や注意点を抑えておきましょう。

各種手続きをしておかなければ、退職した社員がカードを使ってしまう(不正利用)ことがあります。また、退職した社員が本会員(代表者)の場合、決済口座が代表者の個人口座ならその方のところへ請求がきますし、法人口座を決済口座にしている場合でも代表者が連帯保証人になっていると会社が支払えない場合は連帯保証人のところへ請求がきてしまいます。

社員の退職時など(追加カード一部の解約、契約変更)

社員側の目線
会社を退職するときは会社から借りている物を返さなければなりませんが、その1つとして法人カード(ビジネスカード)も忘れないように返却しましょう。

経営者側の目線
代表者の方は、法人カードを配布した社員が退職するときは忘れずに回収することが大切です。

社員の退職&新しいメンバーにカードを渡したいとき、名義人が違う方にそのまま渡してしまってもいいかな?と考える方もいらっしゃいますが…。

正しい手続きは下記の通り。

  1. 社員から追加カードを回収する
  2. カード会社に連絡し解約手続きをする
  3. 引き継ぎ担当に新たなカードを発行する

退職する社員からカードを回収して引き継ぎ担当に渡すのは利用規約に反する行為なのでNGです。

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上記の3つの手順を守って新たにカードを発行しましょう。各手続きをもう少し詳しく見ていきます。

①社員から追加カードを回収する

一部の法人カードは社員自身が本会員(契約者)となるカードもありますが、ほとんどの法人カードは本会員が代表者でその追加カードとして社員に法人カードを発行します。

  • 不正利用のリスク回避のために必ず回収すること
  • 退職後に追加カードを利用すると、請求は名義人に対して来る。拒否も原則できない。

社員自身が契約者の場合は、解約手続きが完了しているかどうかをしっかり確認しておくことが大事です。

追加カードを発行している場合は、社員に渡している追加カードを回収して解約手続きを進めましょう。

どちらの場合も、退職した社員が法人カードを使ってしまうという不正利用のリスクがあるので注意が必要です。

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②カード会社に連絡し解約手続きをする

法人カードの解約手続きは、カード会社に連絡すればOKです。

  • 基本的に本会員(多くは法人代表者)が手続きをする

電話連絡だけで解約できるケースがあれば、解約書類を提出しなければならないケースもあります。

カード会社に連絡すると解約手続きの説明がありますし、どちらのケースになるにしても解約手続きは簡単です。

③引き継ぎ担当に新たなカードの発行する

引き継ぎ担当に法人カードを持たせたい場合は、新たに追加カードを発行しましょう。

  • 追加カードであっても名義人しか利用不可
  • カードの使いまわしは利用規約違反となるため、最悪のケースだと解約になってしまう

退職する社員から回収した追加カードを引き継ぎ担当に渡すのは、カードの使いまわしです。

法人カードは利用規約にカードの使いまわしはダメという記述があるので、追加カードであってもそのカードは名義人しか使うことができません。

本会員の代表が変更・退任するタイミング

法人カードは会社の代表者が本会員となるタイプがほとんどですが、代表者が変更となる場合は本会員の名義変更手続きが必要です。

  1. 名義の変更申請を行う
  2. カード番号が変更となるため、カードを登録している各種サービスで登録変更を行う

名義変更するとカード番号が変わるので、法人カードを登録している各種サービスでカード情報を更新することも忘れないようにしましょう。

①名義の変更申請を行う

名義変更せずに前任の代表者が使っていたカードを後任者が使うのは、これも使いまわしになるので利用規約に反します。

  • 利用規約違反となる
  • ほとんどの場合、法人代表者は会社のカードの連帯保証人。万が一不渡りがあったときに請求が前代表者のもとに行ってしまうので必ず変更すること

名義変更手続きは書類提出で行うので、まずはカード会社に連絡しましょう。

あとは、カード会社から送られてきた書類に必要事項を記入して返送すれば完了です。

どのような情報を変更する場合に書面手続き(届け出)が必要なのかは、カード会社によってさまざまです。JCBの場合だと、「お支払い口座の変更」・「社名や英字社名の変更」・「所在地の変更」・「代表者の変更」・「連帯保証人の変更」を行うときはカードデスクに連絡して届け出が必要となっています。

②カード番号が変更となるため、カードを登録している各種サービスで登録変更を行う

名義変更を行うとカード番号も新しくなるので、前のカード番号は使えなくなります。

  • 通信費
  • 公共料金
  • ECサイト、など

法人カードは通信費用や公共料金などさまざまな支払いを行うために各サイトでカード情報を登録していると思いますが、名義変更後はそれらのカード情報を更新しておきましょう。

これを忘れてしまうと、前のカード番号は使えないことから各支払いが滞ってしまいます。

法人カードを解約するとき(別のカードに乗り換えるときなど)

法人カードが不要になったり他のカードへ乗り換えたいときは、今使っている法人カードの解約手続きを進めるだけです。

  1. ポイントを状況を確認する
  2. 未返済の金額を確認し、一括で請求が来ても問題が無いか確認する
  3. 法人カードで支払っているものは全て別のカードに切り替え済みか確認する
  4. 解約手続き

解約手続きはカード会社に連絡して進めるだけなので簡単ですが、その際に上記の4手順で抑えておきましょう。

①ポイントを状況を確認する

法人カードを解約すると、そのカードで貯めたポイントはすべて失効してしまいます。

  • 解約するとポイントなどが無効に!全て使ってしまってからがお得かも

そのため、解約する前にポイントをすべて使い切りましょう。

とくに法人カードは個人カードに比べて決済額が高額になるケースが多いことから、ポイントが大量に貯まっていることも珍しくありません。

ギフト券へ交換したりマイル移行するなど、ポイントは必ず使い切りたいところです。

②未返済の金額を確認し、一括で請求が来ても問題が無いか確認する

クレジットカードは一括払いでも請求はカードを使った月の翌月にくるので、未返済となっている金額を支払えるかどうかを確認しておくことも大切です。

  • 解約すると一気に請求が来るので注意

法人カードを解約すると未返済額は一括で支払うことになるので、もし分割払い等を利用しているなら高額を一気に支払えないケースもあるでしょう。

また、高額を一気に支払うことで目先の資金繰りが悪化してしまうことも考えられるため、しっかりお金の管理も含めて解約のタイミングを考えたいですね。

③法人カードで支払っているものは全て別のカードに切り替え済みか確認する

解約した法人カードは使えなくなるため、法人カードで支払っていた各種サービスは他の支払方法へ変更しておく必要があります。

  • 解約になると当然支払いはできない
  • 支払いが滞ってしまうと取引先との信頼を損ねかねない

これを忘れてしまうと、支払いを法人カードにしているサービスはすべて支払いが滞ることになります。

法人カードを解約する前にこの作業を完了しておくことが重要です。

④解約手続き

法人カードを解約するときは、最初に解約手続きを完了してから関連情報を整理しようと思いがちです。

しかし、法人カードの解約手続きは一番最後にして、「ポイントを使う」や「各種支払を法人カード以外に設定する」など関連情報を先に整理しておきましょう。

代表者や担当者変更のタイミングは法人クレジットカード見直しのタイミング!

法人カードは一度契約するとなかなか見直しの機会がありません。

代表者が変わるときに名義変更する場合などは、法人カードを見直すいい機会です。

ハイスペックな法人カードを紹介していくので、自社のカードの使い方にマッチするカードを探してみてくださいね。

Amazonでお得に使いたい

Amazonは物品購入などで利用頻度の高い通販サイトですね。

  • オリコEX Gold法人用:Amazon還元率が最大1.7%
  • アメックス法人カード:Amazon還元率が最大3.0%

そんなAmazonがお得になる法人カードは、上記の2枚がおすすめです。

どちらもAmazonにおけるポイント還元率が高いため、日頃からよくAmazonを利用する企業に最適な法人カードとなっています。

法人でAmazonを使いこなす方法を徹底解説!ポイント還元率がお得な法人カードや・Amazonビジネス(法人向けプラン)って!?
Amazonは法人にとっても便利な通販サイト 会社で使うマウスやキーボードなど、オフィス用品等をAmazonで購入する企業は多いのではないでしょうか? Amazonは法人として利用する場合も「品揃え」や「商品の探しやすさ」などから、...

コンシェルジュサービスを使ってみたい

コンシェルジュサービスは、プラチナ以上の法人カードに付帯しているサービスです。

  • 三井住友ビジネスOwnersプラチナ
  • セゾンプラチナアメックス
  • ラグジュアリーカード

ホテルやレストランなどの手配を電話一本で代行してくれるので、コンシェルジュサービスを使えると接待等の準備がかなり楽になります。

プラチナカードはどれもハイスペックですが、その中でもとくにラグジュアリーカードはメールからでもコンシェルジュサービスを利用可能となっているのでおすすめです。

以下の記事では、コンシェルジュサービス付帯のプラチナ法人カードを数枚紹介しているので、合わせて読んでみてくださいね。

法人カード特典、コンシェルジュの使い方・依頼内容のアイデア・おすすめカードは?
クレジットカードのコンシェルジュ基礎知識 出張や接待などで予約を取ることが多い企業は、法人カードを選ぶ際に「コンシェルジュサービス」に注目してみましょう。 コンシェルジュサービスは24時間365日体制で、ホテルやレストランなどさまざ...

飛行機利用が多い、マイルを貯めたい

飛行機を利用した出張が多い企業には、マイル特化の法人カードがおすすめです。

  • セゾン・プラチナ・ビジネス・アメックス(JALマイル):1.375%
  • アメックス法人カード(ANAマイル):1.0%

通常、多くの法人カードはマイル還元率が約0.3%前後と低く、高還元率でマイルを貯められる法人カードはかなり少ないです。

上記2枚は国内大手のJALとANAのマイルをお得に貯められる珍しい法人カードです。

法人カードでマイルをザクザク貯める!JAL/ANAどっちがおすすめ?個人利用はOK?
飛行機で出張することが多い企業にとって、マイルが搭載された法人カードは便利ですね。 ポイントが貯まるカードと大きく違う点は「マイルの使い道に困らない」ことです。 座席をグレードアップしたり特定航空券に交換するなど、フライト出張に...

社長さんの個人カードとのベストな組み合わせ例

会社の代表者(社長)さんは、法人カードの本会員になることが多いですね。

会社では法人カードを使い、プライベートでは個人カードを使うことから、この2枚のベストな組み合わせが気になる方もおられると思います。

そんな方におすすめな法人カードと個人カードの組み合わせを以下の記事で紹介しています。

【社長さん必見!】クレジットカードの法人向け・個人向けのベストな組み合わせ例を提案します。もう悩まずに持ち分け!
夜の飲食店めぐりを楽しみたい、海外空港ラウンジが気になる、事業をさらに伸ばしたい・・・ そんな社長さんのためにクレジットカードの法人・個人のベストな組み合わせをご提案!

ガソリンカード

法人としてガソリンカードを持つ場合、主に「ハウスカード」と「クレジットカード」の2つの選択肢があります。

カード会社によってどちらのカードを作れるのか異なり、各カードによってガソリン割引の特典も含めてメリットはさまざまです。

そのような情報を以下の記事でまとめているので、ガソリンがお得なカードを探している方は参考にしてみてくださいね。

法人向けガソリンカードとは?メリット・デメリットやお得な使い方、おすすめカード比較まで徹底解説!
法人向けガソリンカードとは? 法人向けガソリンカードとは、ガソリンスタンド(石油会社)が発行している法人向けのカードです。 下記のように、発行会社によって「クレジット機能あり」と「クレジット機能なし」の2種類のカードが存在しています...

広告費の利用が多い

今はWeb上の宣伝効果が高いため、Google広告やYahoo!JAPANプロモーション広告など広告費を決済するために法人カードを作っている企業は多いです。

何故なら、支払方法に銀行振込等がなくカード決済しかできないというサービスもあるからです。

以下の記事では、大手広告会社の支払方法やおすすめの法人カードを紹介しているので、気になる方は読んでみてくださいね。

広告費の決済・支払い方法と、おすすめの法人カードを徹底解説!Google広告・Yahoo! プロモーション広告・Facebook広告・Twitter広告など
Web広告費の支払は絶対に法人クレジットカードがおすすめ 広告費のおすすめな支払方法は、「資金繰りの改善」や「ポイントが貯まる」など複数の理由から法人カードを使うのが一番おすすめです。 資金繰りを改善できる ...

まとめ

法人カードは社員が退職するときや代表者が変わるときなど、解約手続きや名義変更手続きが必要です。

  • 法人カードは解約手続きや名義変更が必要なときがある
  • 手続きせずにカードを使いまわすのは利用規約に反する
  • 手続きしなければ不正利用があり得る
  • 手続きしなければ前契約者に迷惑がかかることがある
  • 手続きするときはポイントを使うなど関連情報も確認しておくこと

トラブルを避けるためにも必要な手続きをしっかり行い、それに関連する法人カードの情報もしっかり整理しておきましょう。

法人カードその他の話題・裏話法人*クレジットカード

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