経費精算はまだまだ「現金」と「紙」が多く登場する業務で、非効率の塊です。
そんな経費精算を「キャッシュレス」+「ペーパレス」に変えるのが「Staple(ステイプル)」です。
ステイプルは支払いと経費精算サービスの2つから、企業の経理精算を変えてくれます。
Staple(ステイプル)の特徴
ステイプルは「経費精算サービス」と「法人プリペイドカード」が一体化した今までにないサービスです。
法人プリペイドカードの「ステイプルカード」を単体で持つことはできず、経費精算サービスとセットで利用します。
従来のように、法人カードと経理精算サービスを別々に契約する必要はありません。
また、ステイプルについてくる法人カードは「プリペイドカード※」のため、審査に不安がある法人代表者さんでも安心です。
プリペイドカードとは?:事前に入金した金額だけを使えるカード。前払い制のためカード入会時の審査がありません。
ステイプルカードの利用がコスト削減につながる
通常、社員が現金で立替払いを行ったときは、立替払いのデータ入力・申請作業に加え上司による確認作業が必要です。
ステイプルカードなら利用内容を自動でデータ化してくれるため、データ入力や確認時間にかかるを大きく削減できます。
同時に、振込手数料も削減できます。
【削減コストの想定】
例:従業員100名にステイプルカードを導入振込手数料:平均300円/振込×100名×2回×12ヶ月=¥720,000 経費精算作業:時給2,500円×100名×1.5h×12ヶ月=¥4,500,000 年間コスト削減効果:¥5,220,000 引用:staple/staple card資料-CROWD CAST
使いやすい工夫がいろいろ:他サービスともつながる
ステイプルはこれまでの独立した経費精算サービスとは異なり、拡張性が非常に高い(=他サービスとあわせて使える)です。
すでに「slack」と連携しており、slack上で確認と承認を進められます。
ほかにも「Microsoft Teams」にも対応予定です。
支払い:法人向けプリペイドカード「Stapleカード」を利用
ステイプルを導入したら、支払いはステイプルカードを利用しましょう。
ステイプルカードを積極的に利用し、社員にもカードを配布することで現金による立替を大きく減らせます。
法人プリペイドカードなのでどんな企業でも作れる
冒頭で紹介した通り、ステイプルカードはプリペイドカードのため事前の与信審査がありません。
起業直後の会社であっても、すぐにキャッシュレス清算の手段として導入できます。
1枚150円(税抜)で追加カードを発行でき、正社員だけでなく派遣社員やアルバイトにも配れます。
アルバイトを含む全社員にステイプルカードを配れば、会社全体のキャッシュレス化が一気に進むでしょう。
限度額はカードごとに設定できる
ステイプルカードはカードごとに限度額を設定でき、各カードは管理者によって一元管理されます。
専用口座にお金を振り込んだら、その金額の分配は管理者が行います。
付与する金額や、付与の有無(カードだけ渡し残高0円の状態でもOK)は管理者の自由です。
▼イメージ図
安心設計で安全に使える
ステイプルカードの利用履歴はリアルタイムで確認できます。
怪しい利用や盗難・紛失が発覚した際は、「リモートロック機能」や「チャージ額の減額」を使うことで、カードの安全を守れます。
もともとプリペイドカードは前払い制のため安全度が高いとされていますが、ステイプルカードは各種機能によりさらに安全に使えるよう設計されています。
▼ステイプルカードの管理画面(見本)
経費精算:Stapleを利用
経費精算は専用サービスのステイプルを利用します。
ステイプルならペーパレスで経費精算ができ、フルリモートワークにも対応しています。
ペーパレスでいつでも、どこでも申請できる
今までの紙ベースの経費申請は手間も多く、申請を後回しにする従業員も多くおり、経理担当者が月末に忙しくなるケースも多々ありました。
Stapleならペーパレス申請のため時間場所を問わず申請でき、手間もかかりません!
システムはGOOD DESIGN賞を受賞したスマホファーストの高い使用感を誇っています。
▼操作画面のイメージ図(見本)
レシートは自動読み取り
レシートはスマートフォン撮影で自動読み取りされます。
今までのように、申請書に手書きすることや、所定のフォーマットに手入力する必要はありません。
※レシート撮影と同時に画像にタイムスタンプが押されるため、電子帳簿保存法にも対応しています。
交通費精算はタッチするだけ
交通費精算は専用リーダーの「Staple リーダー」にタッチするだけで完了します。
「Staple リーダー」はSuicaやPASMOといった主要な交通系ICカードの利用履歴を読み取ることができるため、交通費精算の手間がかかりません。
営業職の方など、移動が多く交通費の精算だけで週に何十分も時間を取られていた人には、非常にありがたいシステムしょう。
Stapleカードが向いている組織・企業
「キャッシュレスの支払い手段」と「経費精算サービス」をまとめて導入したい企業に向いています。
起業したばかりの方や従業員を増やし1人社長ではなくなった方などが、タイミング的に導入しやすいでしょう。
経費精算サービスが必要ないなら
Stapleカードは一般的な法人プリペイドカードと異なり、経費精算サービス「Staple」の付属カードという位置づけです。
Stapleカード単体での利用はできません。
そのため、「経費精算サービスはいらない」・「法人カードだけほしい」という方は、カード単体で申し込める通常の法人カードを選びましょう。
次の章で代表的な法人カード3種類を紹介します。
法人カード3種類:基本的にはクレジットカードを持とう
法人カードには主に下記の3種類がありますが、基本的にはクレジットカードを選べばOKです。
利用金額を1ヶ月ごとに集計して後払い
銀行に紐づけて利用ごとに銀行口座から随時引き落とし
事前にチャージした金額が利用できる
3種類の大きな違いは「審査の有無」です。
クレジットカード以外のデビットカードとプリペイドカードには審査がありません。
審査に不安がある方は、作成が簡単で柔軟に利用額を変更できる「プリペイドカード」がおすすめです。


どのような会社でも法人カードは導入したい…!
どのような規模、事業内容の会社であっても、「法人カード」は導入しておきたいです。
基本的に、法人カードの作成はデメリットと比べメリットの方が圧倒的に多いです。
- 経理処理が楽になる
- キャッシュフローが改善する
- 会社とプライベートの線引きができる
- ポイント還元が受けられる
- 従業員に追加カードやETCカードを発行できる
- 付帯サービスを受けられる
法人カードには個人カード同様に「ポイント還元」や「付帯サービス」といったメリットがありますが、何よりも「経理処理」で大きな恩恵を受けられます。
現金で経費を支払う場合、領収書やレシートを1つ1つ確認しなければなりません。
しかし、法人カードで経費を支払えば、利用明細から一目で内容を確認でき業務軽減に繋がります。
▼今作るなら!失敗しない法人カード3選▼
Stapleの利用料金
30日間試用版 | スタンダード | プラス |
---|---|---|
¥0 | ¥600+税(月額) ※年額プラン(¥6,000/1ユーザー) | Ask ※スタンダードプランに追加して購入 |
スタンダードプランの全機能 | iOS/Androidアプリ | スタンダードプランの全機能 |
Stapleカード | ||
AI OCRによるレシート読み取り | ||
電子帳簿保存法対応 | ||
交通系ICカード読み取り | ||
Stapleコネクト(プラグイン機能) | ||
多段階承認、社内ルール等各種設定 | ||
- | - | 会計システム/ERP連携(標準以外) |
- | - | 人事マスタ連携 |
- | - | その他API連携 |
通常サポート:なし | 通常サポート | 特別サポート |
初期設定サービス:なし | 初期設定サービス:オプション | 初期設定サービス:お問い合わせ |
Stapleのサービス料の中にStapleカードの利用料金も含まれています(別途、カード発行手数料は必要)。
Stapleカードの利用料金
Stapleカード | |
---|---|
利用可能店舗 | 国内・海外のVisa加盟店 |
申込対象 | 法人のみ(個人事業主は含まず) |
有効期限 | 発行から5年間 |
申込方法 | 経費精算サービス「Staple」管理画面より申込 |
必要情報・書類 | ・会社法人番号 ・実質的支配者に関する情報 ・管理責任者の本人資料 ※経費精算サービス「Staple」の管理画面に情報入力およびアップロード |
チャージ上限額 | 無制限 |
カード年会費 | 無料 ※経費精算サービス「Staple」利用費のみ |
発行手数料 | 150円(税抜)(1枚あたり) |
前述の通り、Stapleカードは経費精算サービス「Staple」の付属カードです。
Stapleカード単体では申し込めないためご注意ください。
利用料はStapleのシステム料金+カードの発行手数料(1枚150円)のみとなっており、カード導入の負担感は少ないです。
Staple(ステイプル)の運営会社:クラウドキャスト株式会社
今回紹介したステイプルはクラウドキャスト株式会社により運営されています。
会社概要 | |
---|---|
会社名 | クラウドキャスト株式会社 |
設立 | 2011年1月 |
本社 | 東京都千代田区大手町1−6−1 大手町ビル4階 FINOLAB |
資本金 | 10億1,420万円 (資本準備金含む) |
代表者 | 星川 高志 |
加盟団体 | 一般社団法人Fintech協会 一般社団法人キャッシュレス推進協議会 |
ステイプルを通じて経費のキャッシュレス化、経費精算処理の簡易化を行い、企業のパフォーマンスを最大化させることに注力しています。
代表者の経歴
クラウドキャスト株式会社の代表者は星川 高志氏です。
2006年より米国本社直属のSQLサーバー開発部門を統括し、その後、2009年に青山大学大学院ビジネススクール (MBA)へ。
在学中にクラウドキャストを創業したとのことです。
日刊ゲンダイでインタビューも受けています。
日刊ゲンダイ語り部の経営者たち。第1回インタビュー公開中!星川高志社長<1>画期的な経費精算アプリhttps://t.co/UEEub9O5S1
— Crowd Cast, Ltd. (@crowdcastjp) November 10, 2020
Staple(ステイプル)の口コミ・評判は?
ステイプルを導入した企業の声を見てみましょう。
※ステイプル公式サイトに掲載されている企業の声を一部抜粋して紹介しています。
株式会社タイソンズアンドカンパニー
■ 正確な経費申請ができる
SUICAやPASMOといったICカードで精算した交通費をExcelで作成することはスタッフにとって面倒な作業でした。「Staple」導入後は、その作業が効率化されただけではなく、区間誤りや申請漏れもなくなりました。経理としても、ミスがなくなる仕組みは助かりますし、正確な数字を管理することができます。
引用:飲食店運営企業の経費精算を「Staple」でシステム化。アナログ業務をシンプルに効率的に改善 – 株式会社タイソンズアンドカンパニー
オーナーズエージェント株式会社
■ シンプルなUIで使い方がわかりやすい
「Staple」を導入後、全体朝礼でPCとスマホ版の使い方を少しレクチャーした程度で、あとは各自が実際に使ってみた方が理解が早いと思ったほど。シンプルなUI/UXが魅力のサービスなので、実際に導入後も問題は起きていませんし、どのように使えばいいかわからないなどの声も今のところありません。
経理サイドとしても、ある程度の使用ルールは決めますが、使い方はガチガチに決めすぎず、現場の声を聴きながら微調整していくスタンスでいます。
引用:Excelによる経費精算・管理を「Staple」に統一。多拠点運用やバックオフィス業務の時間と手間の削減に成功 – オーナーズエージェント株式会社
株式会社FIXER
■ Staple+Slackで経費申請と承認の効率化
経費の申請と承認のスピードが格段に速くなりました。社内ではコミュニケーションツールとしてSlackを活用していますが、Stapleの申請がSlackに通知されるため、マネージャーが即承認できるように。
これまでの紙に出力して申請書を提出していた工程がSlack+Stapleに代わったことで確認や管理が楽になりました。
引用:安心、シンプル、スピードアップ。Stapleは社内の働き方改革を推進するクラウド経費精算サービス – 株式会社FIXER
上記で取り上げた企業の声の全文やその他企業の声については、導入事例(Staple公式サイト)をご覧ください。
まとめ:決済から経費精算まで一貫して使えるサービス
ステイプルは、「経理精算+プリペイドカード」がひとつのサービスとしてまとまって提供されています。
ステイプルを導入すれば、経費の支払いから精算までをキャッシュレス&ペーパレスで進められます!
独立した経費精算サービスではなく、slackなどに連携させられるのも魅力です。
新しい経費精算サービスを探している企業にとって、ステイプルはおすすめの選択肢です。
▼今作るなら!失敗しない法人カード3選▼
コメント